『思い出のファミコン』が本になりました
 

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子猫物語 子猫物語
ポニーキャニオン
1986.9.19発売
©PONY INC.

うわぁ……ヌルい

 ディスクシステムでしたっけ……。「スーパーゼビウス」と同時に買いました。

 「スーパーマリオ」を確実に意識した横スクロールアクション。かわいい子猫のキャラクターが、ゴールを目指してただひたすら突き進む。止まっていると、瞬きをしたり、表情が微妙に変わったり、さすが容量重視のディスクシステムだ! なんて思いきや、スクロールがカクカク、ジャンプは「ビィヨォ〜〜〜〜〜〜〜ン」。

 マリオがブロックなら、子猫は木を下からジャンプで突き上げるわけですが、揺れる木がウネウネウネ……、って当時中学生だった自分は、「うわぁ……ヌルいゲームだ……。」と、崩折れた思い出が記憶に蘇ります。

 かわいい実写のパッケージに騙されてはイケマセン! 中身は、ハードなアクションゲームですよ! 逆にその難易度に燃えさせられた逸品でした。

寄稿:Pietro 男 1972年生 神奈川育ち ゲームショップ店員

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