魍魎戦記MADARA
コナミ
1990.3.30発売
©KONAMI 1990
荒さはあるが、傑作
DQ3を越える、ファミコンの傑作RPG。DQ3に比べて、全体の完成度の点ではやや粗いところは否めないが、グラフィック、あとBGMの美しさはさすがコナミである。「炎の回廊」とか「極北の彼方に」が好きですね……。
変わりダネの、半自動バトルシステムも、当初は作りの粗さばかりが目に付くが、「飛び道具」の概念を導入したという点で、後の「タクティクスオウガ」にまでつながって行くのである。……というのはちょっと言い過ぎかもしれない。
寄稿:のらくろ 男 1975年生 長崎育ち SE
ラスト直前で消え続けたデータ
あとになってゲーム雑誌に連載していたマンガだと知り、なるほどとうなづいたのは、キャラクターにHPなどのパラメーターが登場したりと、微妙にRPG仕立ての作品だったからだ。
当時小学生だった私は、姉がどこからか手に入れてきた単行本にものの見事にハマり、店先でこのソフトを見つけたときには迷わず購入した。ストーリーにはすでにハマり済み、一風変わった戦闘システム、何よりも音楽が格好よかった。そういえば同メーカーのRPG音楽は、格好よかったものが多かった気がする。
しかし3、4回プレーしたこのゲーム、クリアするには至らなかった……。攻略に行きづまったわけではなく、データが消え続けたのだ。しかもすべて、ラスト直前の同じような場所で消える。ある意味奇跡だった。3回目か4回目の時は、もうその近辺でセーブする時は怖くてしょうがなかった(……結局消えたけど)。
寄稿:AK-D 男 1979年生 神奈川育ち 自営業
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