『思い出のファミコン』が本になりました
 

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メタルマックス メタルマックス
データイースト
1991.5.24発売
©1991 DATA EAST ©1991 CREA-TECH

RPGの中でとくにお気に入り

 私がRPGの中でとくにお気に入りなのが、『メタルマックス』ですねぇ。理由は、現実的なアイテムが気に入っているから。とくに笑えるのが、ドクターミンチの蘇生の方法。電気ショックで復活させるなんて、笑えます。時々失敗する所なんか爆笑です。

 それだけではなく、音楽がシブイ!! メタルマックスシリーズは、『メタルマックス』から『メタルマックス2』へ、そして『メタルマックスリターンズ』、『メタルサーガ』へと変貌しています。でも、PS2の『メタルサーガ』は、いまいちです。本来の『メタルマックス』の継承が物足りない! とにかく、このゲームはホントに面白いです。ぜひ、探してプレーするザンス!!

寄稿:田村 栄太 男 1970年生 大阪育ち 介護職


なにもかもが衝撃的

 僕の兄が79年生まれなので、我が家には僕が生まれた時からファミコンがありました。そして僕は、物心つくかつかないかの頃から、棚にあった兄が買ったカセットをサルのように遊び倒していました。

 そして、スーファミがうちにやってきて、僕も小学校に入学して3、4年生ぐらいだった頃、スーファミで兄がクリアしたあとの「FF6」なんかをやっていた時に、ふと目に付いたのが手を付けてなかったこの『メタルマックス』でした。

 灰色のカセットにやけに直線的なMの文字が2つ。いきなり勘当される主人公。敵はスライムやゴブリンなんかじゃなく、歩くポリタンクに巨大アリ。武器も剣や棍棒じゃなくパチンコにショットガン。それに後々知ったのですが、物語の舞台がこんなに身近な所だったとは……。なにもかもが衝撃的でした。

 お金をためてショットガンを買い、戦車を探して、ようやく最初の戦車を入手、その後各地を旅して戦車集め。頼れる仲間も加わって、賞金首狩りへ各地を行ったり来たり。とにかく熱いです。

 FFにドラクエにマザーやロマサガなんかも大好きですが、今でもたまに引っ張り出してきてやるようなRPGは、たぶんこのシリーズだけですね。残念なのは身近にこのシリーズを知っている友だちがいないこと。本当にもったいない!

寄稿:はんた 男 1988年生 東京育ち 学生


今は無きデータイースト、ゲームボーイアドバンスでの復活も中止に

 今は無きデータイーストの珠玉の一品。すべてが斬新で、ゲームの中の世界で遊ばせてもらった気がする一本でした。

 荒れ果てた世紀末の世界で戦車を見つけて、改造し、賞金首を追いかける。戦車といっても大砲撃つのはただじゃない。攻撃すれば弾が減るし、攻撃受ければ故障する。戦車の修理にお金がかかり、弾代だって計上しなきゃ。でも、自動販売機のルーレットが当たるとちょっぴり嬉しくて。こんなかんじで懐具合と相談しながら敵と戦う主人公の姿は、選ばれた勇者でもなく、魔法を唱える魔法使いでもなく、まぎれもない自分自身。

 ゲームボーイアドバンスでの復活が中止になった今、戦車を見つける主人公のように、中古ショップへこのソフトとハードを見つけに行かないといけないのかな。

寄稿:Morris 男 1977年生 熊本育ち 会社員

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