『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負 美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負
バンダイ
1989.7.25発売
©T.KARIYA・A.HANASAKI/SHOGAKUKAN/U COMPANY LTD. ©SHINSEI 1989

「あんきも、あんきも、あんきも……」

 たしか1,980円で安売りしているのを買いました。ゲームの中身はよくあるアドベンチャーといった感じで、音楽もクラシックを使っていて、絵も原作から使っているみたいで、アニメとは違いました。

 たしか3つの話があったと思います。安く買ったからあまり期待していなかったのですが、原作が好きだったぶん、楽しくプレーしました。バッドエンドにつながる選択肢には、ありえないくらいおバカなものがありました。

 その中で思い出深いのは、山岡が岡星か何か店を覗き見しているときに警察が現れたシーンです。突然選択肢がドラクエみたいなコマンドに変わり、「たたかう」とか「にげる」などの選択肢が! 「いやいや、戦っちゃいけないでしょ。」と思いながら選択肢を選ぶと、警官はものすごく強くゲームオーバー。

 結局どの選択肢を選んでもゲームオーバーになりました。「じゅもん」を選択すると「あんきも、あんきも、あんきも……」と山岡が叫ぶのですが、「いくら苦し紛れとはいえ、そりゃないだろう。」と思い、大笑いしました。あのシーンだけもう一回見てみたいです。

寄稿:もよもと 男 1976年生 青森育ち 会社員


原作無視のコマンドが満載

 人気グルメ漫画、『美味しんぼ』のゲーム。このゲームの特徴は、とにかく変なコマンドが満載なことである。

 小料理屋の人を呼ぶために「うそをつく」、アンキモを取り出すためのコマンドが「こまぎれにする」「めったぎり」「すてる」「なめてみる」「なぐる」・・・。

 海原雄山に見つかりそうになったときのコマンドが、「ネコのまね」「バカのまね」「キリンのまね」、警察につかまりそうになったときのコマンドが、「たたかう」「じゅもん」、しかもその呪文にも色々あって、「ナンダト」「イヤソノ」「オレハヤマオカ」など・・・。

 ゲームにするためのウケねらい&原作無視のコマンドが満載である。しかしストーリーは、ある程度原作にのっとっている(原作では冷やし中華のところをラーメンに変えてあったりするが・・・)。なので、原作を知っていれば簡単にクリアできる。

寄稿:TransArcS 男 1983年生 茨城育ち 大学生

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?