『思い出のファミコン』が本になりました
 

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おにゃんこTOWN おにゃんこTOWN
ポニーキャニオン
1985.11.21発売
©1985 PONY CANYON INC.

つまらないけどたまいやりたくなる

 タイトルを見て、ゲームには無関心の僕のアニキが買おうとした。河合その子のファンだったことを考えると、勘違いの理由もわかる。その話はさておき・・・。

 かなりつまらないゲームだった。子ども向けに作ったのだろうか? でもそのくせ敵は「ドッグ」、つまり英語なのだ。だいたい子ども向けなら犬をマンホールに落とすような非人道的な行為はNGだろう。唯一、母ネコが子ネコを守るために奔走するストーリには涙モノだが。

 でもたまにやりたくなる。「やっぱおもんない〜」と言うのは目に見えているが、それでもたまにはやりたい。それがファミコンなのだ。

寄稿:ライデン 男 1974年生 大阪育ち 戦略担当兼作家


貸してくれたあの子の思い出

 小学生の時、同級生の女の子から借りてプレーしたゲーム。ゲームそのものは、子猫を親猫が助けるみたいな単純な内容だったのにもかかわらず、当時、なぜかこのゲームに魅力を感じていて、「私、持ってるよ、貸してあげようか?」の一言に、わざわざ待ち合わせまでして、その女の子に借りに行った思い出がある。その子とはあまり話ししたことがなかったけど、この件をきっかけにわりと話をするようになった。(笑)

 動きもスローで、思っていたよりもつまらないゲームだなぁって思いながらも、せっかく貸してくれたので、しっかりやり込んでから返した。その子、小学校卒業と同時に転校してしまった・・・。おとなしい子だったので、他の同級生はその子との当時の記憶ってあまりないだろうが、自分には今でもしっかり、「その子」=『おにゃんこタウン』っていうものが残っている。元気でいるかなぁ・・・?

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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