聖闘士星矢 黄金伝説
バンダイ
1987.8.10発売
©M.KURUMADA/SHUEISHA TV-ASAHI/TOEI ANIMATION ©BANDAI 1987
時間を忘れて弟と交代で長時間プレー
このゲームは原作の漫画が好きで、発売と同時に入手しました。ほぼ原作と忠実なシナリオ、戦闘システムなど時間を忘れてプレーしました。今プレーしても、十分楽しめるゲームのひとつです。
当時、弟と交代で長時間プレーをし、母親に怒られたことも今となってはいい思い出です。あれだけやりこんで、クリアもして、最強パスワードもメモして残していましたが、引越しを重ねるうちにゲーム本体もパスワードも紛失してしまいました。あれから、約20年。もう一度入手してプレーしたいと思います。
寄稿:ちゅん 男 1978年生 神奈川育ち 会社経営
家出だったはずがゲームに夢中になり……
ささいなことで親とケンカした時のこと。家を飛び出して親しい友だちのところに逃げ込んだ。その友だちに、「親と揉めて家に帰りたくない」と伝えると、彼はとりあえずファミコンをすすめてくれた。
あれこれ勝手に物色しているうちに、この「聖闘士星矢」が目についたので、何気なしにプレー。ところがこれが一度始め出すとなかなか終わらない。キリをつけようにも終わりどきを逸し続け、いつしか夕方を過ぎて夜になっていた。
やがて友だちの両親も帰宅したのだが、すねて家出中ということになっていた自分に、みんな腫れ物にでも触るような扱いしかできない。
そんな空気を察し、あまり心配かけても申し訳ないと思ったのか、あるいは居心地が悪くなったのか、ちっとも終局の見えないゲームを止めることに。「帰ります」とついに自分から言い出すと、「きっと心配してるからちゃんと謝るんだよ」と優しく諭されてしまった。
ただ、実はゲームが面白くてケンカのことなどどうでもよくなっていたというのが本音で、帰りたくない理由もいつしかエンディングが見たいということにすりかわっていたのだった。
つまらないことで周りに心配をかけてしまった小学生時分の一幕である。ちなみに、あの時は本当にするつもりでいたのだが、実はいまだにクリアしていなかったりする。
寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業
「富士の風穴」に手こずった
ほぼ原作通りな仕上がりのゲームで、その中でもゲーム序盤あたりのギャラクシアンウォーズの面。原作では実現しなかった、キグナス氷河・アンドロメダ瞬とのバトル。背景が黒で小さな小窓風な中にそれぞれのキャラの顔が。出るたびに感激を覚えました。特にアンドロメダ瞬は本当に最高で、ギャラクシアンウォーズ後から「なかま」コマンドで呼び出せる時は必ず呼び出してバトルさせていた。
唯一、このゲームはアクション部分が存在していて、よく「富士の風穴」で手こずって泣きそうになった少々苦い思い出が。もう1つ。ゲーム最終面にあたる、12宮編。山羊座から魚座が原作ではいい場面なのに、このゲームでは登場しなかったのが悔やまれる。完結編だとバトル中は後頭部しか見えないし、攻撃場面が少々寂しい・・・。
⇒あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?
|