『思い出のファミコン』が本になりました
 

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聖闘士星矢 黄金伝説 完結編 聖闘士星矢 黄金伝説 完結編
バンダイ
1988.5.30発売
©M.KURUMADA/SHUEISHA・TV-ASAHI・TOEI ANIMATION ©SHINSEI 1988

最強ステータスのパスワードで痛快にプレー

 当時、「聖闘士聖矢ごっこ」といって、キャラの必殺技のときの動きを友だち同士で真似する遊びがはやっていました。私はドラゴン紫龍の大ファンで、よく友だちに「廬山昇龍覇!(ろざんしょうりゅうは!)」と言って、アゴにパンチをしていたことを覚えています(たまにやりすぎてケンカになりましたが……)。

 だから、このゲームの登場には狂喜して友だちとやりまくりました。でも、なかなか「コスモ」がたまらずに、途中で挫折してしまったことを覚えています。そんな中、キャラのHPが999、コスモもたしかたくさんあり、初めからそんな状態でプレーできるパスワードがあることを知りました。

 知っている友だちにアイスをおごって教えてもらってプレーしました。すると強い強い! アルデバランなんて一発で倒したので、びっくりしたのを覚えています。クリアしたときの感動といったら……。

 でも、いつかは最強パスワードに頼らないでクリアしたいとは思っていましが、できないで今に至っています……。いつかはクリアしたいですね。

寄稿:ふり 男 1979年生 埼玉育ち 小学校教諭


フラッシュ強すぎ

 このゲームははまってプレーをしました。ただ、戦闘シーンの攻撃をしたときや、相手から攻撃を受けた際の画面一杯のフラッシュが強すぎて、クラクラした記憶があります。

 あと、デスマスクの面の黄泉比良坂の面が難しくて、クリアするのに苦労しました。最もこのゲームのシビアさを感じたのは、原作に忠実に展開しないとクリアできないことです。そのためにコミックを当時発売されているシリーズでそろえて、やっとクリアすることができました。

 今も家のどこかにあるこのゲーム。もう一度探してプレーしようと思います。

寄稿:ちゅん 男 1978年生 神奈川育ち 会社経営


近所の名人中学生に教えを請う

 ファミコン、それは幼少期だった僕らの宝物でした。当時は今のようにエンディングに力を入れるよりも、いかにクリアさせないかを主眼においたものばかりだから、当時の僕らには超難しかった。

 この作品も難しかったですね。毎日友だちの家に押しかけて行って、あれやこれやと画面の前で粘ってました。確かデスマスクの所が一番苦労したんじゃないかな。

 「高橋名人」じゃないけど、どの町にも名人がいますよね。僕らの町にもそういう人がいて、その人は当時中学生で、ファミコンに飽きていつも駄菓子屋の安いゲーム機(一回10円くらい)で技を磨いていました。僕らはそこでアドバイスを受けましたね。

 おかげでクリアできましたが、その苦労の割に、エンディングがショボイこと(涙)。ま、当時のソフトはどれもそんなものばかりでしたが、それ以来ファミコンは卒業しましたね。

 今思えば、友だちの輪を作るきっかけとなったことを感謝してます。

寄稿:テレビッコ 男 1980年生 大阪育ち 柔道整復師(接骨院勤務)


姉と父と3人でマジに

 思い出深いファミコンソフトは山のようにあるのですが、その中でも聖闘士星矢は大好きなゲームのひとつです。

 元々アニメを見ていて大ファンだった私と姉は、おもちゃ屋(あるいは電気屋)でこのゲームを発見! すぐに購入しました。そしてスーパーマリオ好きな父をも巻き込んで、3人でマジになりながらやってたのを今でも思い出します。

 黄金聖闘士の宮までの横スクロールアクション。同じ場所に長い間留まると落ちてくる岩を気にしつつ、粘ってセブンセンシズを増やしてみたりして・・・。そして黄金聖闘士との戦い。敵が攻撃してくる時、それを避ける為に一生懸命十字キーの左を連打してたっけ・・・。

 今でも懐かしくて遊んでみても、当時のようにクリアはできませんでしたが(苦笑)それでもずっと好きなままだと思います。

寄稿:ミ〜ナ 女 1977年生 大分育ち 会社員


最強パスワードを使ってもクリアできなかった

 このゲーム、持ってる奴は多かったのに結局クリアしたところを見ることはなかったですね。結構難しいんですよ。操作性が悪い悪い。

 でも、最強状態で始められるパスワードを丸暗記してる奴が、なぜか周りに必ず一人はいるんですよね。あれは今考えても凄い。別にそのパスワードって文章じゃないのにね。

 で、いくらなんでもこれならクリアできるだろう、と思って喜び勇んでいざやってみると、やっぱり「アナザーディメンション」で全滅な訳ですよ。よしんばそこはかろうじてクリアしても、最後の最後がこともあろうに自動的に体力がどんどん減っていくステージで、教皇を目の前にして無念のゲームオーバー。

 結局このゲーム、いくら強かろうが、穴を飛び越せなきゃ結果は同じなんですよね。最強パスワードを使ってもクリアできないゲームなんてそうそうないですよ。とっつきやすいキャラゲーにしてはそういうところが理不尽でしたね。

寄稿:ヒマンド 男 1980年生 新潟育ち 大学生


僕のヒーロー

 僕のヒーローは間違いなく『聖闘士星矢』! 今だにゴールドクロスを大切にしまっています(笑)。当時は『キン肉マン』も流行っていましたが、なぜか聖闘士星矢に憧れていました。

 12宮殿のゴールドセイント・・・。各宮殿にはセイントの恩師もいて、倒して進まなければならないなんて、子供ながらに切ない気持ちを覚えたものです。仲間との団結や教皇を倒したときの感動は今でも忘れられません。

 5年前、イタリア・ローマの「コロッセオ」を観た時も、本当にセイントがいるんじゃないかと思ったり・・・(笑)。今度はギリシャ・アテネの「神殿」まで、セイント探しの旅に出ようと思ってます。

寄稿:ひろひと 男 1978年生 秋田育ち 看護師

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