『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ソロモンの鍵 ソロモンの鍵
テクモ
1986.7.30発売
©TECMO,LTD.1986

高校受験前のやりこみで生まれた絆

 中学時代、友だちと受験勉強の息抜きに『ソロモンの鍵』をしていたのを覚えています。仲の良い友達でして、一緒に勉強を頑張っていた戦友でもありました。

 本来、受験勉強の息抜きで頭を休めなければいけないのに、頭はフル回転ですww
「そこじゃないって!」「こうやるんじゃない?」

 当時の会話が聞こえてきそう。2人で1つになってソロモンをプレーしていました、そしてソロモンをしていくうちに強い絆も生まれました。

 そんな僕らは、お互い別々の道を歩むことになりました……。高校生活にも慣れてきて、ふとテレビの下を見下ろすと、ファミコンにささったままのソロモン。かつての戦友も、今は思い出。ファミコンの奥深さをあらためて知らされた高校一年の春でした。

寄稿:ちびっ子 男 1996年生 高知育ち 高校生


ひとつの物事を一生懸命考える

 アクションパズルの原点とも言うべき作品にして最高傑作が、この『ソロモンの鍵』。当時勉強もロクにしなかった私は、「ひとつの物事を一生懸命考える」という行為を、このゲームから教わった気がします。

 1面の中にある様々なトラップ……ひとつひとつ解いてのクリアの達成感は本当にすごかったです。29歳になった今でも楽しんでいますので、プレーしてない方にはぜひオススメしたいです。

寄稿:おおたも 男 1977年生 埼玉育ち 会社員


特殊なセーブデータを綺麗に模写

 大掃除をしていた時に、箱から懐かしいノートが出てきました。ノートの中身は、ファミコン用のセーブを書き留めるためのものでした「あ〜、なつかし〜……。」と思いながら開いてみると、綺麗に整理されたなつかしのファミコンゲームのセーブデータでした。

 友だちと一緒に一生懸命書き込みしたもので、ほとんど英数字でしたが、『ソロモンの鍵』の場合はゲーム内のキャラクターで構成されていてたのですが、絵がうまかった友だちが綺麗に描いていたのには涙ものでした。今は手元にあり ませんが、もう一度やりたいゲームですね。

寄稿:kita 男 1966年生 岐阜育ち


熱中しすぎて捜索願いを出される

 このソフトの思い出は、家族に捜索願いを出されたこと! 当時時間を持て余していた大学生の私、ある日を境に友人が大学に出てこなくなり、心配になって様子を見に行ったところ、このゲームに熱中している友人を発見! “ミイラ取りがミイラになった”というコトワザのごとく、私も熱中してしまい、数日間自宅になんの連絡もしなかったため(当時は携帯などありましぇ〜ん!!)に家族から捜索願いが出されてしまいました。

 あれから20年、現在もゲーマーで2児の父親です……トホホ。

寄稿:怪尻!ズボット 男 1964年生 東京育ち 不動産業


ポーズしてクリア方法をじーっと考える

 このゲームは、小学生のころに買っていた雑誌の中にちょこっと特集があり、「ほしいな〜」と思い親にねだって買ってもらったゲームでした。

 巨蟹宮ごろになると難しくなってきます。時間制限が結構厳しいので、新しい面に行くとスタートボタン押して、初めて見る面のクリア方法をじーっと考える・・・。その繰り返しでした。

 純粋に頭を使うだけの面もあれば、アクション要素全開の面もあります。ファミコンは10年以上やっていなくて、当然このゲームもお蔵入りでしたが、最近思い立ちやってみたところ、フシギなことにクリア方法や隠しアイテムの場所を覚えていました。

 何も考えなくても、もうこのゲームの情報は頭の中にインプットされているようです。50面近くあるのに10年たってもすべて覚えているなんてスゴイことですよね。それだけ私にとって最高に思い出がある面白いゲームということなんでしょう。

寄稿:とまと 女 1976年生 千葉育ち


これをこなす人はどこか知的に見えた

 『マイティボンジャック』に続く偏差値機能搭載ソフト。1つ上の先輩がめちゃくちゃうまかった記憶がある。

 単純なアクションではなく、2つ3つ先の展開を読み、それを素早く指先に伝達できなければとても中盤以降には進めない。好きなゲームではあったが、自分には少々苦手だった。

 先輩の華麗なテクニックに酔いしれ、画面にくぎ付けになった事もしばしば。この手のゲームをこなす人は、どこか知的に見え、シューティング一辺倒の自分は「アホ」に思えた(T_T)

寄稿:とおる 男 1973年生 福島育ち 会社員

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