『思い出のファミコン』が本になりました
 

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スパルタンX スパルタンX
任天堂
1985.6.21発売
©IREM CORP.1984 ©1985 Nintendo

気合の入った音声

 世代にもよるかもしれませんが、多分「『スパルタンX』って知ってる?」ときくと、「あぁ、あのジャッキー・チェンの映画ね」と答える人よりも、「あぁ、あのファミコンの」と答える人の方が多いのではないでようか。少なくともこのサイトをご覧になっている方々であれば。

 実際に音声合成していたのかどうかは知りませんが、主人公トーマスの気合の入った掛け声が印象的でした。他にも、ゲーム開始時のメロディー、やられた時の効果音、敵ボスの笑い声(しかも3階の“怪力男”と4階の“妖術使い”はそれぞれトーンが違う)、殴るでも蹴るでもなくただしがみついてくるだけの“つかみ男”……。

 当時プレーしていた方ならば、これらの要素のうちどれかひとつ挙げただけでも思い出していただけると思います。

寄稿:風雲再起動 男 1971年生 岡山育ち 会社員


クリアしたのに主人公の血が抜かれている!?

 僕が小学生の頃の話です。このゲームは祖父が持っていました。しかし、一生懸命にプレーしていたら、祖父が「あげる」といってくれたので、うれしくて今でも持っています。

 ゲームはパンチとキック、ジャンプ&しゃがみの組み合わせによる攻撃だけですが、奥が深いゲーム内容となっていて、最初は一面もクリアできませんでした。だんだんとコツが分かってきて、ボスまでたどりつきましたが、あえなくやられてしまい、ボスが「ファッハッハッハッハッ」と声を出して笑うのを見ると、悔しくてたまりませんでした。

 なんとか一面をクリアすると、主人公のHPの赤いメモリが減っていく……!? 僕は、主人公の血が抜かれているのかと思ってしまい、かなり慌てた記憶があります。(実は残HPのボーナスポイント)

 今はこのゲームもやらなくなってしまいましたが、このゲームを解説したサイトを見ると、懐かしさで少年時代に戻った感じがします。

寄稿:TKSZ 男 1985年生 静岡育ち 専門学生


『ファミコンロッキー』うそばっかり

 当時『コロコロコミック』で連載されていた、『ファミコンロッキー』の話の中で、5周目?のミスターXを倒すと、なんと助けるはずのシルビアが襲ってくる!というものがありました(しかも異様に強い!)。

 仲の良かったメンバーみんなで、「実際にやってみよう!」という話になりましたが、当時誰1人として5周目までいくことができませんでした。大人になった今なら5周目のミスターXを倒せる自信はありますが、恐らくこのネタはガセでしょう……。

 しかしあの『ファミコンロッキー』という漫画はうそばっかり書いていたなぁ〜、と今更ながら感じます。ハットリくんは大きくならねーし……。

寄稿:マサ 男 1976年生 宮崎育ち 会社員


「ピンポーン」、「あ、誰か来たよ」。

 小学生の時、友だち数人とハマったゲームでした。いつも友だちの家でやってたんですが、確か1UPした時に鳴る「ピンポーン」というジングルで、決まって誰かが「あ、誰か来たよ」って言うのが定番でした。

 あと、ミスターXが「フォッフォッフォフォフォ」って言うところでスタートボタンを連打すると、ずーっと笑い続ける裏技(?)があって、みんなでマネしたのを覚えています。最上階のミスターXより、下の階にいたおばあちゃんがすごい強くて(しかも2週目はハンパない)、みんなそこでGAME OVERして悔しがってました。

 もう20年も前のことですが、今でもサイトでこのゲームを見ると懐かしい思い出が蘇ってきます。おいみんな、もしこれ見たら連絡くれw

寄稿:クロマニオン 男 1974年生 埼玉育ち


最近でもたまに遊ぶ

 自分自身がファミコンを手にしたのは、随分後だったのですが、当時ジャッキー好きだった女友だちの影響もあって、友人宅で「あちょー、あちょー」と遊んでおりました。また、暑いのに、よくへばりついてくる友人がいまして、2ラウンド目では「○○どけー」と、よくわめきつつ(笑)、はまったものです。

 本体を手にしてからは、家族全員でよく遊びました。さすがに親はパチンコ等で遊んでおりましたが……。最近でも、カセットの汚れをアルコールで拭きつつ、たまに遊ぶ作品です。

寄稿:哲也 男 1969年生 大阪育ち


ものまねで盛り上がる

 ジャッキーチェン主演の同名映画のゲーム化、ということなんですが、実際には映画の内容とは全然違います。

 当時友人の家で異常にはまりまくったゲームでした。何が盛り上がったといって、「アチョ、アチョ」(ローキック)、「ビヨヨーン」(死亡)、「グッフォッフォ」(2面終了後のデモ)などの「ゲームものまね」でやけに盛り上がってたことをよく覚えています。

 いまではその「ものまねを再現できる人」も、「わかる人」も少なくなりましたが、たまにその友人たちと会うと「グッフォッフォ」などといっては酒の席で盛り上がっています。

寄稿:糞芸大作戦 男 1977年生 京都育ち SE


独自ルールを作ったりして、ホントに飽きなかった

 みんながドラクエIIIにはまってる頃でも、ひたすらプレーし続けてた記憶があります。しゃがみ蹴りさえしてれば簡単にクリアできるんですが、あえて5面のボスにはしゃがみ蹴り禁止ルールを作ったり、パンチだけでクリアしようとしたり。このゲームだけはホントに飽きませんでした。

 今ではもう手元にはファミコンの本体もソフトもなく、「何故手放したんだろう」と自問自答しながら、時たま 主人公の「アチョアチョ」という声や、やられたとき潔く「ビヨ〜ォン」と落ちてゆく様を、思い出し笑いしてます。

寄稿:松井師匠 男 1978年生 石川育ち 自営業


しゃがんだまま蹴りで楽勝

 私が小学校1年生のときぐらい、ものすごくファミコンにはまった! 当時私の家にはファミコンはなく(セガのマークIIIというハードはあった)、友達の家に通いつめていた。その時よくやっていたゲームのひとつが、『スパルタンX』であった。

 5階の最後のボスはしゃがんだまま蹴りを出していれば楽勝だった。一番強かったのは4階?の変身するおばさん?だったかな。

 よくスパルタンXごっこをして、友達を泣かせていたものだ。懐かしい・・・

寄稿:ニック・ジャガー 男 1979年生 神奈川育ち 放浪中

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