『思い出のファミコン』が本になりました
 

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スーパーチャイニーズ スーパーチャイニーズ
ナムコ
1986.6.20発売
©1986 NAMCO

時間の制限なくプレーできた友だちの家でよく遊んだ

 当時のナムコのカセットの定価は1本4,000円を切っていて、もちろん子どもにはそれでも高額だが、ぼちぼち5,000円を超えるソフトも出てきていたため、何かお買い得感があったような気がする。

 どういう理由でこれを欲しがったのか、もう今では思い出せないが(安かったからかもしれない)、誕生日に買ってもらい、大喜びで毎日遊んでいた。

 基本的には敵を倒しながら、扉が開いたらそこへ入ってクリア、という単純なゲームなのだが、何しろ隠れキャラや隠しステージが結構多く、うっかりどこかのアイテムを取り損ねると、敵が見えない、敵が倒せないなど、先々で非常な苦労を強いられるのだった。

 2人同時プレーができたため、当時よくつるんでいた友だちの家に持って行っては、一緒に遊ぶのが日常的になっており、彼もお気に入りの様子だった。

 もっとも個人的には、時間の制限なくファミコンができる、という実にうらやましい環境の友人宅で、飽きるほどファミコンを遊び倒すための、言わば口実でもあったのだが。

 そういえば、スーパーキックという、主に緊急回避に便利な技が最高99回まで使えるのだが、自分はもったいないからなのか、それを一切使わないというケチケチプレーで進めていた。今でもその癖が抜け切らないから困ったものだ。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業


当たり判定の不明確さに怒り心頭

 友だちから借りたまま、ずっと返さなかったゲームが、誰しも一本くらいはあると思いますが、僕の場合はこれでした。ゲームがどうとか、面白みがどうとかと言うよりも、当たり判定の不明確さに「何で死ぬんやっ!」と怒号を振りまいていました。

 どうでもいいですが、どぎつい色の画面構成は、僕の視力を落とした一因に違いない。

寄稿:内藤 男 1975年生 長野育ち 営業兼何でも屋 ホームページ

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