『思い出のファミコン』が本になりました
 

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スーパーリアルベースボール スーパーリアルベースボール
バップ
1988.7.30発売
©1988 PAX SOFTONICA.LTD ©1988 VAP INC. ALL RIGHT RESERVED

ブラウン管テレビにつないでやり続けている

 このゲームの本当の面白さは、究極までやり込んだ友人との対戦になると思います。20数年前からやっていますが、2007年からは友人との対戦表を付けて、2013年になる今現在も楽しんでいます。ちなみに、今現在の対戦成績は、1171試合で自分の563勝454敗152分け。

 自分の操作次第で反応することから、守備では一瞬のミスがエラーやヒットになり、投球ではちょっとしたリリースの高さのミスから一発を喰らうなど、本当にやり込んだ友人との対戦で、非常に熱くなって勝負できるところが最高ですね。究極ともなると、選手選びも足の速さと肩の強さが重要で、それらが揃う西武対近鉄が、お互いの持ちチームとなっての対戦となっています。

 ちなみに、液晶テレビではボタン操作に画面が追い着かず、地デジ移行になってからも、敢えてブラウン管テレビをこれ専用に残して対戦しています。いつか、「このゲームでは誰にも負けない自信がある!」という人との対戦ができたらいいなと思っています。

寄稿:GK 男 1968年生 静岡育ち 会社員


まだまだやり込みたいゲーム

 本当にハマりました。ボールの下を叩けばフライに、上を叩けばゴロになりやすく、裏をかかれて泳がされたり、逆に読みが当たってホームランになったりと、投手対打者の駆け引きがとにかく面白かったです。ただ、操作が難しく、自分でそれを表現できるようになるまでがたいへんでしたが。

 その表現ができるようになると、次に各選手の再現が楽しかったです。秋山で引っ張って弾丸ライナー、辻でライト線にポトリと落とすなど、ある程度狙って再現できます。中でもこだわりがあったのが南海の門田。低目をすくい上げて豪快にライトスタンドに叩き込めた日には感動ものです。他の選手と構えも同じ、体型もスリムな画面内の『かどた』が門田博光選手に見えて来るのです。

 20年近く経つ今も、時々引っ張り出してきてプレーしています。実はいまだにバントがうまくできないんですけどね……。こだわりを持ちながら、まだまだやり込みたいゲームです。

寄稿:tasca 男 1977年生 東京育ち 会社員


自分にとっての「スーパーリアル」な野球ゲーム

 最近、このゲームを買いなおした。昔は相当やり込んだのだが、当時のものは見事に壊れてしまった。正確に言うと壊してしまった。

 実際の球団、選手名を使用しているのが売りで、やってみればわかるが、感情移入の度合いが随分異なる。操作に関しても独自のシステムを用いており、一癖あるが、慣れるとなかなか面白い。特に守備は本格的なフォーメーションができないこともなく、併殺や捕殺が決まった時はなかなか爽快だ。まあ、ピーゴロが多いとか、外野フェンスまで打球が届いてもシングルどまりとか、探せばいくらでもアラは見つかるのは確かだが。

 それより、なんと言っても思い出深いのは、自分で日程を組んでペナントレースをまるまる再現しようと試みたこと。細かい記録もきっちりノートにつけて、打率や防御率も自分で計算したものだ。観戦モードなんかも駆使して全試合やろうとしたが、さすがに両リーグで800試合ぐらいあるので途中で挫折したのは言うまでもない。いや、カセットを壊してしまったせいかもしれないが、残念ながらよく覚えていない。

 最近のゲームはそんなアナログなマネをしなくても、きっとコンピュータが記録を出してくれて、このゲームよりずっとリアルなんだろう。遊べばきっと驚くし面白いと感じるんだろう。しかし、あの時やったこのゲームの、せっせとノートに記録しながらやったこのゲームの面白さにはかなわねえはずだ。どんな最新の野球ゲームよりも、自分にとっての「スーパーリアル」な野球ゲームなのだ、これは。

寄稿:KK 男 1976年生 愛知育ち 自営業

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