『思い出のファミコン』が本になりました
 

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テラクレスタ テラクレスタ
日本物産
1986.9.27発売
©1986 NIHONBUSSAN CO.,LTD.

古き良き時代のシューティングゲーム

 古き良き時代の、牧歌的な香り漂うシューティングゲームですね。当時ゲーセンでもハマっていました。

 決して動体視力に優れたわけでもない、下手の横好きシューターの僕でも、一周クリアできたくらいですから(笑)。当のファミコン版は、ニチブツとしてはそれは中々の移植度でしたが、惜しむらくは、敵キャラの中、エレキングとメガロがオミットされていたことですか(説明書には記載されてるのにさ)。

 ある時期からは(「スト2」以後か?)、シューティングゲームって、「マニアが作ってマニアに売る」みたいな、いわゆる国産ミステリー小説じみた伝統芸能のごとき存在になり果てましたが、その実、かつてはゲームの世界の花形ジャンルだったんですよね。

寄稿:天使 男 1972年生 大阪育ち 調理師


友人宅で延々とやっていたらキレられた

 当時、中2か中3だった私。グラフィックがきれいで、BGMのできがとてもよく、お気に入りの1本でした。ゲーム中にでてくるパスワード?をニチブツに送り、ゲットしたゲームサントラのカセットテープは、今でも大事にしまってあります。

 特に好きだったのが、タイトル画面のBGM。これがカッコイイ! ゲーム前には、必ず全部聞いて気分を盛り上げていました。また、中ボス「ダイコン」のBGMには、「ドンドンカッカードンドンカッカー」と歌詞をつけるなどして友だちと盛り上がっていました。

 ゲーム自体も相当やりこみました。敵弾が当たりそうになるその瞬間に、分離→フォーメーションすると死なないので、友人宅に集まり延々とやっていたら、「もうお前がうまいのは充分わかったよ!」とキレられた覚えがあります。デオちゃんほか、あの時は空気読めなくてごめんな。

 そんな私も33歳。久しぶりにプレーしてみたら、最初の中ボスにすらたどりつけませんでした。月日の流れを感じます……。

寄稿:knockout0519 男 1972年生 群馬育ち 書店店長


シューティングゲームの面白さを教えてくれた

 シューティングゲームは苦手な自分。まぁ苦手というより嫌いだったあの頃。

 当時、ファミコンソフトを買ってもらうのはだいたい2ヶ月に1本。なので、飽きないで長く遊べるソフトを選んで買ってもらっていた。自分の中では、シューティングはすぐ飽きるというか、長く遊べないかなって思っていたので、シューティングゲームは敬遠していた。

 しかし、友達の家でこのソフトを遊んだ時から考えが変わった。シューティングって実は面白いし、かなりハマるなぁと。爽快な音楽と適切な難易度、そしてなにより楽しいと思えた。結局全面クリアはできなかったけど、シューティングゲームの面白さを教えてくれたこのソフトが今でも好きです。

 最近は、新しいシューティングゲームってあまりないけど、あってもかなりリアルすぎる感じがしてなんか面白くない。やっぱりシューティングゲームはファミコン時代が最高だった。高橋名人や毛利名人も、『スターフォース』で一世風靡したくらいだから・・・。

寄稿:クリボー 男 1976年生 宮城育ち スポーツインストラクター

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