『思い出のファミコン』が本になりました
 

思い出のファミコン_トップへ


テグザー テグザー
スクウェア
1985.12.19発売
©1985 GAME ARTS SQUARE

無敵裏技できたけどつまらなかった

 はっきり言ってゲーム内容は覚えていない。アクションかシューティングゲームだったような気がする。なぜ思い出があるかと言うと、当時、裏技が流行っていて、ゲーム雑誌に無敵になるコマンドが掲載されていたから。

 私はこの無敵がやりたくて、友人からソフトを借り、上Aリセットなどを入力しスタートしたが、無敵にはならない……。何度コマンドを入力しても無敵にはならない。

 雑誌の下の方に、「ファミコンによって無敵になりません」と書いてはあったが、まさか私のファミコン本体だとできなかったとは!

 後日、友人のファミコンで試したら無敵にはなりましたが、つまらなすぎて二度と遊ばないゲームでした。

寄稿:NOISの花 男 1973年生 岩手育ち 会社員


「レーザー」というか「玉」

 私が2番目に購入したソフトが『テグザー』でした。当時中学生だった私の月のお小遣い2,000円に対して、ソフトの値段は5,500円でした。私にとってはかなり冒険的な価格です。

 パソコン版のテグザーを見て、あの美しいレーザー光線を想像していた私でしたが、ソフトをファミコンに突き刺してから小一時間……。

 ビビーッと発射していたものは、美麗な「レーザー」ではなく、ボソボソと発射される「玉」。そして、通路を埋め尽くし、理不尽に攻めてくる敵のミサイル。攻撃に耐えきれず、みるみる減っていくバリアー。私の隣で「面白くない」とバッサリ切り捨てる従兄弟。ゲームオーバーを告げる画面。

 あの時のしょっぱい気持ちは、約20年経った今でもはっきり憶えています。半年後くらいに300円で売られていった『テグザー』。私のゲーム人生の中で、決して色あせることのない思い出をありがとう。

寄稿:はなぢぶー 男 1971年生 熊本育ち

あなたも思い出コラムを書いて送ってみませんか?