ツインビー
コナミ
1986.1.4発売
©1986 KONAMI
かわいくてハマった
シューティングゲームが苦手な私でも、『ツインビー』のキャラがかわいくてハマってました。ベルもかわいいし、プレー中の風景もかわいかったので、当時のシューティングゲームにしては、女の子向けのような気がしました。他のゲームは戦闘機って感じだったので……。攻撃を受けると手がもげる、というのもなんか悲しかったですけど、すかさず救急車?が来るところもかわいかったです。
最近、部屋のゲーム置き場を整理してたら、当時自分用に作ってたゲームメモが出てきて、ツインビーを10機にする裏技の操作方法を、「スタート押してから、○○キーを押す。(シビアに操作する事!!)」と書いてました(笑)。(^_^;)シビアって…。と若い頃の私に苦笑しちゃいました。
寄稿:ぴょん吉 女 1973年生 大阪育ち 会社員
青、白、赤、点滅、青、青、青……がパターン
雲を打ってベルを出し、ベルを打っていかに自分を強化するか!がこのゲームを楽にするかしないかのポイントだった。
はじめに青いベルで速度を上げ、次に白いベルで二連射にし、赤いベルでガードを固め、点滅するベルで分身させ、そこからはお好みの速度まで青いベルを取り続ける、があたしのパターン。1面でこの順序がくずれると即座にやり直しして、最高の形に仕上げなきゃイヤでした。
なので、友だちとのプレーになると、自分が育てたベルを横取りされたり、虫にされて破壊されたりと、仲良しだったはずの友だちすらも、憎くて憎くてたまらない存在になる、そんなゲームでもありました。
だから、友だちとはこのゲームはしない、があたしのルールでした。ファミコンからケンカへの発展ってよくありませんでした?
寄稿:富士子 女 1976年生 東京育ち ウェイトレス
コンボ重ねて100万点越え
私と『ツインビー』の出会いは、小学5年のクリスマスプレゼントだった。当時、私の父の知り合いが100万点出したことがあるとの話を聞き、早速チャレンジしてみた。ゲーム自体は『ゼビウス』に近かったため、当時『ゼビウス』で腕を上げた私にとって進めやすかったが、目標の100万点へは届かず挫折した。
社会人になった私は、あの100万点の記録に再び挑む決心をした。まず決めたことは、スピードは2段階、バリア装着しながら、3WAYで進むこと。そして道中はひたすら得点ベルを取り続けるだけ。単純な作業だが、これがかなり難しい。
なぜなら、一度得点ベルを取り逃すと500点に逆戻りになるのだ。ひたすらとり続けることで、コンボでつながるからだ。こうして自分の作り上げたテクニックで挑み、見事3面クリアと同時に100万点を越えることができた。
ちなみに最高は3周目の5面で、240万5600点。今度は500万点を目指す予定。
寄稿:Usaden 男 1981年生 神奈川育ち パートタイマー ホームページ
女の子とでも楽しめるシューティング
「女の子が覚えているシューティング第1位」・・・だと勝手に思っている。しかし、「雲を撃ったらベルが出てくる」というシュールな演出は一体どうやって思いついたのだろう? 仮に「雲からベル」は百歩譲って良しとしても、「タケノコから牛乳」は。シュールを通り越して気持ち悪いだろ。どー考えても。
さて、このゲームはまず間違いなくプレースタイルが2派に分かれる(推測)。「バリアー取ってトリプルショット」なヤツか、「分身取ってツインショット」なヤツか、である。後者はバリアに頼っていない分、少〜しだけ前者よりも玄人でアグレッシブな雰囲気を漂わせ、「分身で上手いヤツは本当に上手い」という羨望の眼差しを同級生から受けたものだ。
その昔、このゲームの2人プレーで自機どうしを横からくっつけると、変な方向に弾が出る・・・みたいな小技があったような気がする。いつも友人と「合体しようぜ」とか言っていた気がするのだが・・・私の記憶違いであろうか? まあなんにせよ「女の子とでも楽しめるシューティング」として名作の称号を送りたい1本である。
寄稿:Peco 男 1979年生 兵庫育ち デザイナー
“男業界”だったシューティングにおける新機軸
当時シューティングといえば、「連射!」「爆破!」「裏技!」「ハイスコア!」と、もろ「ザ・男」仕様のものが大半でしたが、この『ツインビー』はその男業界のなかにあって、そういったものとは無縁のところにあったのが非常に印象的でした。
普段あまりファミコンには興味を示さなかった妹も巻き込んで、兄妹揃って入れあげていたことを良く覚えています。パワーアップアイテムが「ベル」に「キャンディー」、地上のボムは手投げ弾。手が失われるとレスキュー登場。なんてファンシーな設定なんでしょうか。
あまりに入れあげすぎて、挙句の果てには「ノーショットプレー」「地上物だけ破壊」「青ベル連続ゲット」「合体攻撃だけで攻略」などなど、無意味なプレーを追及していましたが、気づいたら兄妹揃ってまだ未クリア・・・。
ちょうど「ファミコンミニ」第二弾でも登場したことですので、これを機に18年ぶりの記録でも作ろうかな〜。
寄稿:糞芸大作戦 男 1977年生 京都育ち SE
おばあちゃんが完全破壊
小学校の登校前に一学年下の弟と二人同時プレーで熱くなってしまい、兄弟げんかが勃発。気が付くと弟は鼻血を出して泣き叫んでいました。理由はアイテムの取り合いだったと思う。
その異変に気付いたおばあちゃんが血相変えてファミコンを鷲掴みにし、玄関で完全破壊。ファミコンは原型をとどめておらず、ショックを受けた僕はしばらくの間ブルーな日々を過ごすのであった・・・。
寄稿:たかキチ 男 1977年生 東京育ち 理学療法士見習い
父親が道で拾ってきた
まだ小学校低学年だったある日、会社帰りの父親が一本のファミコンソフトを握りしめていた。「お〜い。道にこんなのが落ちてたぞ。」そう言って手渡されたのが『ツインビー』だった。
今思えば、なぜソフトが道端に落ちていたのかがかなりの疑問ではあるが、当時はそんなことは微塵も考えず、ただただ一日一時間という決まりの中で、ベルをとりまくってはやられ、憂鬱になりながらもまたべルをとって・・・。
最近改めてやってみましたが、結局いまだに全クリはできていません。
寄稿:れっきんぐ・たかのり 男 1981年生 長野育ち 大学生
子供同士に確執を生むサバイバルゲーム
パワーアップの仕方が変わってるんですよね。自分の求めているオプションにするのにどれだけ苦労したことか。
さらに2人同時プレーをすると、このゲームの真の恐ろしさを味わう事となります。2人で力を合わせて戦うはずが、協力したり相手への気配りなどは最初だけとなり、難易度が上がるにつれ、ベルの横取り合戦へと変貌します。
自分が取れないと見るや、すかさず弾を打ち込んでベルの色を変え、「わざとじゃないよ」と言いながら「してやったり!」と思うのはまだかわいい方。
相手がベルを取ろうとした所にひたすら弾を当てて爆死させる(弾を当てすぎるとベルが敵キャラに変貌する!)、なんてことも。
軽快なサウンドとコミカルなキャラクターとは裏腹に、子供同士にも確執を生んでしまうようなサバイバルゲームでした。
寄稿:とおる 男 1973年生 福島育ち 会社員
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