『思い出のファミコン』が本になりました
 

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ベガスコネクション カジノから愛をこめて ベガスコネクション カジノから愛をこめて
シグマ商事
1989.11.24発売
©1989 Sigma Enterprises,INC.

もったいないから「アアアア」

 僕の家には僕が生まれる前からファミコンがあった。5つ歳が離れている兄がファミコンを買ってとせがんだらしいが、実際一番よくやっていたのは父だと思う。

 しかし、父はアクションゲームやシューティングゲームはてんで苦手で、麻雀やアドベンチャーゲームばっかしやっていた。中でもよくやっていたのがこの『ベガスコネクション』だ。

 これは一応推理ゲーム(だと思う)だが、誘拐されたヒロイン「マリアン」を助けるため、要求されたお金を貯めるためにカジノでスロット等ができるゲームである。

 僕が覚えているのは何か独特なとても馴染みやすい音楽と、このゲームの主人公の名前「アアアア」だ。ゲーム画面では「Mr.アアアア」とまで持ち上げられていた。なんでも、最初適当に名前を入力してやってみたんだが、お金を貯めすぎてもったいないからそのままやったそうだ。

 このゲームが家に来てから3年ほど、僕はずっとこれを見てきた。することはなかった。ずっと見てるだけだった。本当に思い出深いゲームです。。

寄稿:ポタモガーレ 男 1987年生 三重育ち 学生

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