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ジッピーレース ジッピーレース
アイレム
1985.7.18発売
©IREM 1985

ネオン街は楽しい場所

 小学5年か6年のある夏の日。プール帰りに友人とゲームセンターで遊んだのがこの『ジッピーレース』。たしかセガだったと思う。道路やキャラクターが大きめのこのゲーム。とても迫力があって面白い印象を受けました。

 その後、街のオモチャ売り場のゲームコーナーで『ジッピーレース』を発見。でも、セガのゲーム機だった気が……。しばらくしてファミコン版をゲット。たぶん、アイレムのファミコンソフト第1弾だった気がします。発光ダイオードにドキドキしたものです。

 最後はカジノのネオン街に消えていくバイク。小学生ながらにして、ネオン街は楽しい場所なんだろうな、と教えてもらった作品でした。

寄稿:ゾイン 男 1972年生 神奈川育ち 映像監督


一匹狼の街道レーサー

 幼少時代、まだファミコンは一家に一台の時代では無かった。早々とファミコンを購入した友人宅は、放課後のみんなの溜まり場だった。そこで出会ったのが『ジッピーレース』である。

 カセットのパッケージには、アメリカの荒野らしき場所を疾走する大型バイク。当時乗り物が大好きだった自分には、心の底から何か込み上げてくるものがあった。しかし、本体にセットしてプレーしてみると・・・。自車以外はみんな自動車、その自動車はワーゲンっぽくてスポーツ感がない、殺意バリバリで突っ込んでくる対向車、など嫌悪感と恐怖感をおぼえた。

 とはいえ、ライバル車にひかれてひかれても起き上がり、燃料缶を取って(走行しながら給油?)、ひたすらゴールを目指して前に進む。現実にはありえないが、レーサー魂が感じられる一本だと思う。

 数年後に近所のスーパーのゲームコーナーで偶然出会うが、完全と言えるほどのファミコンへの移植がされていたことに気づき、驚かされたのを今でも覚えている。幼き頃の思い出の1ページが『ジッピーレース』である。

寄稿:峠仕様 男 1977年生 栃木育ち レーサー

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